【親と同居を悩んでいる人へ】 同居してみて思った同居の形

 

 私たちは30代夫婦ですが、親が高齢+障害があるため同居を考えました。

 私よりも旦那の方が考えてくれていたみたいで、スムースに同居になりました。(わたしの体調のことも考えてくれていました。)

 私たちは同居としては珍しいマンションでの同居をしています。

 体験談込みで色々なパターン・スタイルの同居についても書いていきます。

 これから同居される方、同居に少し興味ある方に読んでもらえればと思います。

 同居するとさまざまなメリット・デメリットがあります。色んなスタンス・建物・スタイルがあるので、そこも含めて紹介していきます。

同居のメリット・デメリット

 メリットは、親に何かあればすぐに対応できる。これが1番だと思います。他にも金銭的に余裕ができる。子どもが生まれたら面倒を見てもらえる。家事を分担することができる。などたくさんメリットがあります。

 デメリットは、夫婦2人の時間を取りにくくなる近すぎると喧嘩の元になる

 私たち夫婦は、親に何かあったらすぐに駆けつけたい。という思いが強かったので、同居することにしました。もちろん旦那の実家の近くなので、両方の親に何かあれば駆けつけるつもりです。

居住スタンス

 これは大きく分けて3つ(私たちの言い方)

  • マスオさんスタンス
  • ハイブリッドスタンス
  • 俺様スタンス

マスオさんスタンス

 これは誰もがわかるとは思いますが、アニメ『サザエさん』のマスオさんのことです。マスオさんは磯野家という義両親の持ち家にお邪魔する形の同居をしています。それをマスオさんスタンスと呼んでいます。

 メリットは、費用があまりかからないことが1番です。持ち家なので家賃や支払いがありません。(もちろん一部を払うとは思いますが)家賃の場合でも敷金礼金を払わなくても済むというメリットがあります。

 家具や家電の買い足しが少ないので、その費用も抑えることができます。そしてゆくゆくは、持ち家の場合は自分達の持ち家になるので、リフォームをすることもできます。他にもメリットがあると思いますが。

 デメリットは、そこの家のルールが確立されていることマスオさん側の居場所が確保されていないことです。アニメで言うとサザエさんがマスオさんのフォローをしなければ最悪の事態になります。物理的、心理的にマスオさんの居場所を確保することがとても大切です。あれ?俺が、私が間違っているのか?とならないようにしましょう!

ハイブリッドスタンス

 お互いにお金を出し合って、新たに住居を借りる、建てることをハイブリッドスタンスと呼んでいます。

 メリットは、お互いの意見が反映されるので、立地、広さ、スタイルなど理想の物件に近づくことです。

 デメリットは、時間とお金がかかります。理想を話せば話すほどお金が高くなり、遠慮や我慢が増えていきます。良好な関係を築いていて、時にはずばっと言えるのであれば問題ないと思います。あとお金に余裕があれば…

俺様スタイル

 自分たちの家に親を同居させるスタンスを俺様スタンスと呼んでいます。ちなみに私たちは俺様スタンスです。笑

 メリットは、実家の断捨離が進む親の出費を減らすことができる私達に合わせてもらえるなどです。自分達の生活スタイルを今も今後も崩さずに同居することができる

 デメリットは、他の兄弟の帰る実家がなくなる。他にも旦那が同居してると周りに言うとほとんどの人がマスオさん?って聞いてくるらしいです。(間接的に親の脛かじりというニュアンスで)おそらくマンション内でもそう思われています。

 私達自体が俺様スタンスなのにあまり出てこなかった…。私たち自身が満足しているからか…。

居住スタンスのまとめ

 お互いの状況や金銭的なことで色々と変わるとは思います。当たり前のことかもしれませんが、同居に1番大切なのは話し合うことです。

 マスオさんとハイブリッドでは自分たちの理想の家にするのが難しいです。親との同居じゃなくなった場合、そこからまたお金がかかる場合が多いです。親が亡くなった後のことも考えないといけません。私たちみたいにお金をケチりたい、自分たちの将来の生活も考えている場合は、俺様スタンスのこちらの生活スタイルに合わせてもらう形が1番だと思います。同居じゃなくなった場合、部屋が空くだけで済みます。

 何度も言いますが、金銭的に余裕があればどのスタイルでも大丈夫です。金銭的に余裕がないが、同居はしたい人に俺様スタイルはおすすめです。

居住建物

  • 戸建て
  • マンション

 同居していると聞くとほとんどの方が戸建てを想像するのではないでしょうか?しかし私達はマンションで同居をしています。どちらが良いのかは人それぞれですが、2つのメリット・デメリットを考えていきましょう。

戸建て

 メリットは、階で世帯を分けることができる。入り口や風呂、トイレ、動線などを分けることができる。新たに建てる場合は、部屋の大きさ仕切り、収納、段差などを考慮することができる。

 デメリットは、建売、もしくはマスオさんスタンスの場合は、建てた時、人の理想のままということです。段差が多かったり、同居することを考えていない設計になっています。新たに建てる場合は、将来のことも考えての設計が必要。そして何よりお金がかかる。分ければ分けるほど…。

マンション

 メリットは、生活費が安く済む。(食事も風呂も同じだから)家事を分担しやすい。体調が悪かったり、何かあったときに気付きやすい。ご飯を一緒に取るので、いろいろな話ができる。など。

 デメリットは、距離感が難しく、喧嘩することがある。お互いの嫌なところが目についてしまう。1人の時間が難しい。友達を呼びづらいなど。

居住建物のまとめ

 一般的な戸建てとマンションについてのメリット・デメリットを書いていきました。磯野家のような平家の戸建ては考えておりません。

 戸建てのの方が良さそうに感じますが、金銭的な問題がやはり大きいです。広さを求めるとお金がかかりますし、広さと立地を考えると限られてきます。私たちが住んでいる街で、その理想を求めると給料をほぼローンに注ぎ込むことになります。

 立地もすごく大切になってきます。やはり病院に近く、駅にも近い方が良かったので…。(父が電動車椅子なので)

 居住建物を考える場合は、金銭面と親との距離感を話し合うのが大切です。

居住スタイル

 居住スタイルとは、親との生活をどこまで一緒に行うかということです。お風呂・トイレ・食事・玄関などをどう分けるかです。

  • 完全分離スタイル
  • ハイブリットスタイル
  • 共存スタイル

 大きく分けるとこの3つだと思います。では1つずつ詳しく書いていきます。

完全分離スタイル

 1階を親、2階より上を自分たちの家にしているスタイルです。何かあれば一緒にできるが、基本的に関与しない。一緒の家だけど、一緒じゃないという曖昧なスタイルです。このスタイルが一番融通が利きます。それぞれの時間が確保されるのが一番のメリットです。

 デメリットは、生活費が別居とあまり変わらない。光熱費の分け方が難しい。お風呂も食事も別だとお金がかかります。私の知り合いが結局食事は一緒にとっているので、キッチン二ついらなかったという方もいます。(人それぞれですが)

ハイブリットスタイル

 完全に親と分けるのではなく、例えば玄関だけ同じ、リビングだけ同じ、玄関は別だがお風呂だけ一緒などさまざまなパターンがあります。完全分離スタイルよりもっと曖昧ですね。

 決めるのが難しいのがデメリットですね。今はいろいろな情報を集めることができるので良いですが、果たして自分たちには合うのかはわかりません。最初に決めるときによく考えないと取り返しがつかないスタイルです。自分たちの状況をよく考えましょう。バッチリ合えば最高の暮らしができます。

共存スタイル

 玄関、トイレ、風呂、リビングなど全て共有するスタイルです。風呂と食事が一緒なので、金銭的に優しいです。光熱費も同じ場所にいることが多いので、安く済みます。

 デメリットは、コロナ禍で散々でしたが、誰かが感染症になるとすぐにうつることです。私たちはマンションなのでよりです。戸建てだと隔離部屋が用意できるかもしれませんが。マンションだと一般的にトイレが1つなのもデメリットの1つです。(感染症的にもですが、朝のトイレ争奪戦)

居住スタイルまとめ

 3つのスタイルを紹介しましたが、ここを決めるのが一番話し合いが必要になってきます。ただ散々言ってますが、金銭的に余裕があるのであれば完全分離スタイルから始めても良いのではないかなと思います。(正直憧れます。)需要ないかもですが、同居考えている方で聞きたいことがあればコメントください。

同居まとめ

 私たちは

  • 俺様スタンス
  • マンション
  • 共存スタイル

親が高齢、障害ありというのも大きいですが、この3つのスタイルの同居です。

 同居は本当におすすめですが、同居する前もしてから終わるときも大変です。じゃなぜするのかというとやはり親を大切にしたいからですよね。

 この記事を読んでもらって理想の同居の形を見つけてもらえれば嬉しいです。

 同居は経験してからしかわからないことがたくさんあったり、思ってたのと違うかったりがめちゃくちゃあります。実の親なのに…。と思ったりなど…。

 正直同居を始めた頃は、旦那に申し訳ないという気持ちが私を含め私たちの家族全員(両親、兄弟)がありました。今はすごいことに馴染んでいて家族誰も申し訳ないという気持ちがないのが旦那の凄さです。(もちろん感謝の気持ちはあります。)

  • 居住スタンス
  • 居住建物
  • 居住スタイル

 の三つ以外にも金銭面バリアフリー立地など考えなければならないことが多いです。

 今後、晩婚化、高齢出産が増えているので、同居が増え、ダブルケアが増えてきます。この記事もそのダブルケアに対応できるようにしていきたい思います。

 

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