子どもに合わせたICT教材を作ろう(朝の会)

子どものためのプログラミング
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私は元特別支援学校で働いていたak夫婦の妻の方です。(旦那は現在も特別支援学校で働いています。)

特別支援学校で働いている方は、わかると思いますが、ずっと教材研究してますよね?私もそうでした。

同じ障害種だから教材を使い回すということもできなくはないですが、その子にあった教材にしたいですよね?

それを叶えられるのが、ICT教材です。アプリなどが豊富で良いんですよね〜

ICT教材を使用すると言うとほとんどの方が

ほとんどの人
ほとんどの人

タブレット使ったら、はい! ICT使いました〜 これでICT教材でしょ。

という人が多かったです。(私の経験を盛りに盛った感じで書いています。中には熱心な方もいます。)

しかしそのアプリはすごく良いんですけど、たまに痒いところに手が届かないことがありませんか?

それを解決してくれるのがscratch』というビジュアルプログラミング言語なんです。

これは簡単に言うとコードを打ち込まなくてもブロックを組み立てるだけで、プログラミングできるものです。

小学校のプログラミング授業でも使われているものですが、機能が豊富で簡単なんです!

『scratch』の使い方なども紹介している記事がありますので、もし良ければ読んでください。(【教材作成にも役立つプログラミング】scratchの始め方 ホーム画面の説明 超初歩

今回は私が作成したscratchでのICT教材を紹介します。

朝の会をICTに

私たちはak夫婦は2人で合わせて知的障害、肢体不自由、病弱の3つの障害種の特別支援学校で働いていました。

アナログももちろん良いところがありますが、ICT化を進めていこうという流れがあります。

今回は朝の会について取り上げたいと思います。

特別支援学校の朝の会

朝の会の内容は、学校、クラス、障害種によって様々ですが、基本的なものは

  1. あいさつ 朝の歌
  2. 日付 天気
  3. 時間割 今日の予定
  4. 献立の確認
  5. 先生のおはなし

この5つが基本的な内容でしょう。

そして進め方は、

  • 全て先生が行う
  • 児童生徒がが行う(発語有りor指差し等)
  • 児童生徒と一緒に先生が行う

3つ目の児童生徒と一緒に行う場合は、発語がなくても自分で磁石を貼ったり、指差したりすることができる児童生徒もいます。

一緒にホワイトボードに書いたり、磁石を持って貼ったりなどを行い、徐々に自分でできることが増えてくるようにしています。

肢体不自由と病弱に通う児童生徒は、理解しているが身体をうまく動かせなかったり、貼ったり、書いたりなどが難しい子もいます

その子たちにも役に立つのが朝の会のICT化です。上にも書いた自分で選べる子や今後選択ができそう、練習中という児童生徒の興味関心を引き出す、主体性、自己肯定感を引き出すことにも役立ちます

朝の会のICT化 メリット

『scratch』で朝の会をICT化するメリットは

  1. 児童生徒の興味関心を引き出しやすい
  2. どの児童生徒にも合わせることができる(個別の指導)
  3. 試行錯誤しやすく、ストックしやすい

注)教育的意義がありますが、全体に共有しないということを前提で書いています。

① scratchは画像・音声などを自由に変更することができます

ドラえもんが好きな場合は、ドラえもんにできます。(児童生徒が書いたドラえもんに変更も可)好きなキャラクターや人が動いていると目に入りやすいです。

② 先ほど書いたように自由に画像や音声を変えることができます。

Aくん用とBさん用と分けることができます

またタブレットを操作できる子はタブレット操作を、難しい子にはボタンを押す(COSMOがおすすめです)とできるようにプログラミングでき、他にもカメラモーション(ボタンや画面を押さずに身体の動きでできる)、視線入力(視線で選択できたり、音楽をかけたりなど)など幅広く簡単にプログラミングできます

③ もっと画像を大きくする、音声を変える、動きをいれるなどほぼ無限に試行錯誤することができます。

またブラウザ上に保存できるので、持ち運びする必要がありません。コピーすることもできますので、ストックをたくさん持つことができます。

これが難しいならこれはどうだろうとその時間でも試行錯誤することができます。

アナログのものと違って増えて困ることもないです。管理しやすいですし、無くすこともないです。

朝の会のICT化 デメリット

デメリットを挙げると

  1. ネット環境が悪いとできない
  2. バグが起こる
  3. 自由度が高すぎてどうしたらいいか迷子になる

① これはあるあるです。ICTに頼りすぎると困るのはこれです。

ネット環境が悪かったら何もできません。ICT化を進めるようにと言われているのにネット環境が整っていないことが多々あります。(批判ではございません)

ICTを使うのはいいですが、それを頭に入れておきましょう!

② 機械にバグはつきものです。完璧なものはありません。

それも含めて児童生徒と楽しみましょう。(児童生徒には説明しておきましょう)

プログラミングはトライアンドエラーです。児童生徒とバグを探すのも面白いですよ。

③私もそうですが、ここはもっとこうできるというのが多すぎていくら時間があっても足りなくなります。

周りの人からはこれで十分と言われますが、気に食わなかったり(笑)これもあるあるです。

どうすればいいかわからない場合は、scratchのいいところですが、他の方が作ったプログラムの中身を見ることができます。それを参考にしたり、プログラミングをもらったりすることもできるので安心してください。

今でも私は師匠のプログラムを参考にしています。学ぶは真似るからです!!

朝の会 ICT化 まとめ

ICT化にすることで児童生徒の興味関心を深めることができ、自由に変更できるので様々な児童生徒の特性に合わせることができます。

またアナログの教材と違いストックしやすく、ネット環境さえあればどこでも使用することができます。

アナログが悪いというわけではありません。アナログのいいところとデジタルのいいところをいいとこ取りしましょう。

長くなってしまったので、最後に私が作成したものを紹介して終わります。

朝の会 ICT化 作品紹介

私(プログラミング初心者)が作成したものです。少し恥ずかしいですが、見てもらい気に入ればリミックスして使ってみてください。(もちろん無料です。)

私のアカウントから朝の会のプログラムを開いてもらえればアカウントを持っていなくても使用することができます。(実際の朝の会 ICTの画面です。)

保存される場合や変更したい場合は、アカウントの作成をお願いします。

もし何か質問等あればコメントや問い合わせお願いします。


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